介護の仕事に応募して面接を受けるときには、面接官からいろいろな質問を受けることになるだろう。高齢化に伴って介護の現場はかなり忙しくなっているので、面接でも質問を通じて応募者のやる気やスキルなどをチェックされるケースが増えているのだ。
例えば、介護の面接で多いのが、「夜勤はできますか」といった質問である。入所型の老人介護施設などでは、24時間交代制でスタッフが勤務していることが少なくないからだ。そのため、面接でも夜勤に対応できるかどうかを聞かれるケースが多いのだ。
こういった質問を受けたときに、「夜勤は基本的に無理」や、「昼間だけ働きたい」と理由を述べずに答えてしまう等は、介護の面接でよくある失敗のパターンである。介護職の正職員の場合、採用される確率が下がる可能性があるので注意する必要がある。
この手の質問には、仕事へのやる気を感じさせる答え方をするのがポイントだ。子育て中などで夜勤にどうしても対応できそうもないときには、きちんと理由を述べて夜間の勤務が難しいことを伝えることだ。夜勤の代わりに、数時間の残業や早朝勤務ができることをアピールするのも1つの方法になるだろう。
介護職の場合、仕事の負荷が大きいことを理由に途中で離職していく方がかなり見られる。スタッフにすぐに辞められてしまうのは採用する側としても避けたいところなので、面接でも本人のやる気を問うような質問をされるケースが多いのである。